割引美人

妄想と事実を区別せず遠慮なく垂れ流し

技量審査場所初日

2011.05.08 Sunday[18:43] 相撲 - -

 朝9時ごろからニコニコ生放送goo大相撲公式で弓取りまで視聴しました。ネット配信は素晴らしい。
 ニコニコ動画は私はもうほんと好きでないのですが、非常に便利でした。どこがどのように便利かと申しますと、公式取組映像はニコニコ生放送より数十秒遅れているので、まずニコニコ生放送で観て、リプレイ代わりに公式を観るということが出来るのです。ニコニコ生放送も公式も、編集らしい編集が何一つありませんから、リプレイも当然ありません。しかしながら、数十秒ずれて放送されている二つの生中継を併用することで、リプレイ気分を味わえるのです。
 この、編集らしい編集が無いことで、明日の取組発表や、中入りのダレた様子など、通常のNHKの中継では放送されない部分を観ることが出来たのも今回の動画配信の利点です。あれは国技館内でないと味わえないものでしたが、編集が無いおかげで相撲観戦のだらだらした雰囲気が良く伝わりました。
 また、ニコニコ生放送では、明らかに通常の中継も観たことが無さそうなコメントが見受けられ、そこにマニアっぽいひとが補足をするという場面が何度もありました。特に午前中に。こういうやり取りで少しでも相撲に興味を持ち、好きになるひとが増えるのなら嬉しい限りです。午前中は、普段の中継では観られない若手の取組が観られて新鮮だと、そういうコメントも多く、元々ファンだったが新たな楽しみが増えたという様子も伺えました。
 ネット配信は、これまで相撲に縁のなかった層への新規開拓へ繋がっているように感じます。国技館へ行っても午後からとか、中継を観ても最後の1時間くらいとか、そういうファンが朝から観ることもあるかもしれません。中継の無い場合の苦肉の策ではなく、今後も続けて欲しいですね。
 ただ、古くからのファンであるお年寄りにとって、ネット配信などあってないようなものでしょう。ネットでお買い物をちょくちょくしている私の母ですら、私がセッティングしなければ配信を観られませんでした。やっぱりテレビ中継、せめてダイジェストが無いと。場所が通常通り開催されるようになれば中継もダイジェストも復活するかもしれませんが、このままネット配信のみに移行することには賛成出来ません。

 今朝は9時ごろにニコニコ生放送にログインしましたが、まだ中継は開始されていませんでした。これは前相撲の中継が無かったためだと思われます。前相撲は番付に載る前の新弟子のデビュー戦みたいなものですから、中卒のまるっきり子供としか思えない少年たちが出てきます。私はこれも好きなので、是非放送していただきたいのですが、番付にも無いのでは放送する価値が無いというか、お見せするのはちょっとという遠慮なのでしょうか。
 序ノ口の取組が始まった頃に、もう既に1万人ほどが視聴していました。なんだよみんなそんな朝から、相撲好きなんじゃんもう、ツンデレめ! と思いました。需要あるじゃん。あるんだよ需要!
 序ノ口、序二段、三段目、幕下、ここまでは中継のカメラは固定でした。公式の配信も同様です。力士の紹介も、行司の紹介も、呼出の紹介もありません。基本的には呼出の声と、行司の声、そして場内アナウンスだけです。会場内音声そのままみたいで、マイクを通す場内アナウンスとまだ若く未熟な行司と呼出の声では大きさが違い過ぎて、音声を上げれば場内アナウンスが大きすぎ、下げれば呼出の声が聞こえないという事態でした。
 しかし、十両からはニコニコ生放送では画面の上に、公式配信では字幕で、しこ名が表記されるようになりました。十両格ともなれば行司や呼出の声もよく通るようになり、会場内音声だけでもなかなか聞き取りやすくなりました。また、公式配信では、どすこいFMのメンバーによる解説が始まりました。
 どすこいFM(83.4Mhz)とは、国技館内で放送されているFMラジオ放送で、通常は本場所の国技館内でしか聴くことができません。途中でクイズがあったり、出演している親方やアナウンサーのいろんなエピソードや取組内容への容赦のないツッコミなど、なかなか砕けた内容の放送です。今回はメンバーは同じですが内容はしごく真面目で、しかしNHKの中継ほどは堅苦しくない雰囲気でした。このFMどすこい的解説を味わえるのだから公式配信はお得感があります。
 十両の取組が始まる少し前から、私はヤクルト-広島戦もtwitterで追っていたので、この時点で野球とニコ生と協会公式と、ひとつのパソコンで3つを平行して観ることになってました。もう大変。

 ニコニコ生放送では、私は今日は3回、追い出されました。昼過ぎと幕内が始まった頃と、琴欧洲が出て来た頃です。もっとも、途中で洗濯したり掃除したりと何度か席を外しているのでその間のことは分かりません。まさか全取組は観られませんでした。朝は座席が正面の最前列でしたが、昼過ぎには右になり、最終的には立ち見になりました。相撲中継なんだから正面、向正面、西、東で表記すれば良いのにと思います。
 ニコニコ生放送に追い出されても、協会公式配信が止まることはありませんでした。これまで、夕方にちょっと結果を知りたくて協会の公式を観ようとしても、アクセスが多すぎてダメと冷たく断られることが多かったのですが、今回はそれはありませんでした。通常ネットで相撲を確認する人々が、ニコニコとひかりTVと公式と、分散したからでは無いかと推察しています。
 放送終了時刻を気にする必要が無いので、弓取りまでのんびり放送していました。このとき、いつもは弓取りが始まると両国駅が混むことを想定してほとんどのお客さんが席を立つのですが、今日画面に映っていた範囲では半分以上が席に着いたまま弓取りを観ていました。初国技館人口が多かったのかもしれません。弓取りは千代の花が引退したので、今場所からは春日山部屋の祥鳳に代わりました。立命館大出身の男前です。良いねー。応援しよう。
 結びの一番では、ニコニコ生放送の視聴者は15万人を超えていました。それでもそんなに追い出されないのですから、中継としては楽しめるレベルを維持していると思います。落ちたのは関取の取組開始後でも5回程度です。公式もそのくらいですかね。
 画質も思ったほど悪くはありません。少し画面が小さく感じますが、テレビではないのだから仕方が無いでしょう。ただ、力士の肌艶や、汗のかきかた、筋肉の張り、そういったものをよく見ようとするとかなり物足りなく感じます。行司の装束も、金糸や銀糸の刺繍がよく見えません。
 それから、カメラワークがいつもと全然違ったのは新鮮でした。立ち会いが時間いっぱいなのに、力士の片方の顔をアップで映しているなんて。斬新すぎます。最近のNHKは引くときのスピードが速くてそれは嫌だったのですが、さすがに立ち会いは引いてくれと思いました。会場内を映すことも少なく、花道の奥を映すことも無く、いつも映るところが無くていつも映らないものがある、とにかく新鮮で楽しかったです。

 行司といえば、木村正直が復帰しました。病気療養から4ヶ月ぶりの土俵です。ニコニコ生放送では正直正直と大騒ぎでした。彼はちょっとだみ声っぽく、がなる感じでノコッタノコッタノコッタと連呼するのです。背も高く白髪が美しい見栄えの良い行司ですが、時々うるさい(笑) しかしいないとなれば寂しいものです。復帰は素直に嬉しいですね。定年まで頑張って欲しい。
 また、ニコニコ生放送では立呼出の秀男が大人気。私も大好きです。今年の協会カレンダー、秀男の写真は保存版ですよ。そこらへんを良く分かっていない、一般的なニコ動利用者が戸惑っているようでした。相撲は取組だけでなく、行司も呼出も広告ですら、楽しめるということをここで学習して相撲ファンになってしまえ。
 お茶屋さんはもうすっかりシャッター商店街状態だったようです。たっつけ袴の皆さんがうろうろしていないのはこれも寂しいものですが、視界を邪魔されることも無いので枡席ではむしろ観戦しやすいかもしれません。でも、焼き鳥も営業していないとは! 楽しみが半減ですよ。焼き鳥無しで観戦なんて。
 無いと言えば、懸賞も基本的にはありません。呼出さんたちも、いつもは背中に「なとり」など広告の入った着物を着ているのが、部屋やしこ名の入った浴衣になっていました。これはこれでなかなか……色気があったと思います。

 さて、豊真将とか高見盛とか、見どころはありましたが、私が本日最もすげえええと思ったのは、結びの一番です。白鵬-豊ノ島、白鵬が鋭い立ち会いで思いっきり豊ノ島に当たりました。豊ノ島は立ち後れたわけではないですが、受ける形に。でも全然、そのまま押されることはありませんでした。これはすごいです。なんでそんな受けて立つ横綱相撲してるんだ豊ノ島。どっちが横綱だ、という立ち合いでした。
 結果的にはあっさりと危なげなく白鵬が勝ちましたが、白鵬に当たり負けしない豊ノ島、期待してしまいます。勝てなきゃダメだけどさ……
 魁皇は、相手が待ったしたからちゃんと立たなかった、という感じの立ち合いでそのまま相手に押し出されました。どんなのが無気力相撲かと言われたら、こんなの、と答えたくなるような内容です。明日以降の奮起を期待します。
 明日はタイムシフトを予約してみました。呼出の節男さんがtwitterで自分の呼び上げを批評して欲しいと発言されていたので、注目して観戦するつもりです。

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