相撲観てない
私としたことが今日は相撲中継のタイムシフト予約を忘れたので、原発その他について思うところを。
期待の新人、明月院は休場しました。心配ですね。蜂窩織炎、大学時代の豊真将が一度相撲を辞めた原因ですよこれ。
責任は政府にあるとかなんとか言うけど、その政府をやってる政治家を選んだのは国民だし、東電による人災ではあるけれども原発ので電気で便利に暮らしていたのだし、本気で反対するなら成田で立ち退かないひとたちみたいに主張しまくれば良いわけで、そうしないのだから消極的に賛成していたわけですから、何でもかんでも東電がとか政府がとか押し付けるのはあつかましいんじゃなかろうか。
原発がある土地は、補助金をたくさんもらってウハウハだった、だから今回の事故は気の毒だけどリスクを受け入れてお金にしていたんだからガタガタぬかすな、みたいな意見にも賛同出来ません。原発のおかげで電気をガンガン使って良い生活していたのはどこの誰だ、お前電気使っていなかったのか、そう思うからです。
電気料金は上げるならどかんと上げれば良いでしょう。それで、前年度の同じ時期と比較して、使用量が少なければ少ないほどキャッシュバック、そんな感じでやってみれば節電を超頑張るんじゃないかと思います。アンペア下げるひとも多いでしょうし、そしたら予想される使用量の上限も自然と下がります。
政府が政府がって言うのなら、政府の責任はつまり選んだ国民の責任だと思うので、全体的な負担が増えるのは仕方がありません。政府が政府がって言う前に、自分の政治家を見る目の無さを、そんでロクなやつがいないと言うなら自分が出れば、ということで責任の無いひとなんかいないのです。選挙権のある年齢ならね。あと痴呆とかで無い場合。子供は気の毒です。ああ、子供いなくて良かった。っていう問題じゃないけども。
ただ、東電のやり方等々はなんというか腹が立ちます。計画なんてあってないようなものなんだから停電予報にでもすりゃ良いじゃないかと思っていたら、Yahoo! では電気予報が始まりましたけど、あれも曖昧で非常にうさんくさいものです。それを人ごとのように「この先19時まで使用率は80%以上でしょう」なんてやるものだから呆れます。やってるのはYahoo! ですけれども、それでも白々しくてなんかもう。
天気と違って分母は東電が調整してんだろーが!
東電は予想される最大使用量プラスアルファで、その日の発電量を決めているはずです。これが、最大供給量ですね。決して、現状でギリギリまで頑張りまくって供給出来る限界量ではありません。
予想が多ければ張り切って発電し、少なさそうならぼちぼちで凌ぐ、それが無駄の無い電力供給の姿です。出来れば24時間平均的に電気を使ってくれると助かるがそうもいかないから調整してやっている、だから前年の使用量や気温などを元に発電量を決めるのはそれはそれで良いのです。
しかし、3500なら3500と予想し、じゃあ供給量は2割増くらいで良いかね、みたいな感じで決めた最大供給量に対して、一番使用量が多い時間帯でも8割かもうちょっとというのは当たり前のことなのです。予報もクソもありません。むしろ、東電の決めた最大供給量こそが「予報」でしょう。
前年度実績から、最大使用量のときにギリギリにならないような結果にするための分母を東電が決めているのです。それなのになんで予想使用量をパーセンテージで表すのか、意図とか意味とかさっぱり分かりません。そうなるように設定していることを予報として周知するのはインチキ臭く感じます。
これが、「前年度の使用量はこれだけ、今年の本気モード最大供給量はこれだけ、なので本日の最大はこのくらいに設定しました。去年と同じ調子で大丈夫です」とか「本気モードで頑張らないと前年度実績の様子ではヤバいのですが、今から本気モードだと燃料が足りなくなって後で困るので本日の最大は去年の使用量より少ないです。気合い入れて節電してください」とかなら納得です。
Yahoo! のトップに電気予報を載せておくことで節電の意識付けになる、ということだとしても、あのグラフを見るひとを騙しているっぽくて、私はあれは感じが悪いなあと思って見ています。
原発銀座である若狭が冒頭に出てくるミステリあったな、と本棚を漁って見つけました。有栖川有栖『海のある奈良に死す』 (角川文庫)、海辺の描写がとても美しく、死体との対比が象徴的です。海の描写は『朱色の研究』 (角川文庫)で舞台になった周参見の様子も清廉だったり禍々しかったり雰囲気色々で奇麗でした。あと『孤島パズル』もか、有栖川氏の海の書き方は好きだなあ。奇麗なんだけど寂しい感じがして。